もし、家族が認知症になったら
1月の記事で認知症保険についてお話させていただきましたが、今回は、実際に家族が認知症を患い介護をしながらの生活についてお話します。
家族が認知症に
これは、私の友人家族の話です。
先日、友人からお父さまが認知症で要介護5だと聞きました。
詳しく聞くと、以前からパーキンソン病を患っていたとのことでした。
ご存知の方も多いかと思いますが、パーキンソン病は脳の異常のために体の動きに障害があらわれる病気です。
このパーキンソン病の症状がすすみ、認知症を発症したのです。
以前、お父さまにお会いした時、少し体の動きが変かなとは思ってはいたのですが、まさかそこまで悪くなっているとは知らずびっくりしました。
最初は、同居での介護をしていたようですが、常に一緒にはいることはできず、症状もだんだん重くなり家族も限界だったようです。
今は病院に入院していらっしゃいますが、表情は虚ろで家族がお見舞いに来ても誰だかわからないとのことです。
それどころか、機嫌の悪いときは家族に向かって暴言も吐くらしく、病気だから仕方ないと頭では分かっていても、哀しくなると言っていました。
そんな状態もあってか、最近、友人の子供たちはお見舞いに行きたがらないようです。子供は正直ですね。
今、入院している病院も長くおいてはもらえず、転院先も考えなければならないそうです。
有料老人ホームは費用負担が大きいし、かといって特別養護老人ホームは空きがない状態。
「大変だけど、自分の親だから何とかするしかない。」と気丈に話してくれたことが印象的でした。
認知症・介護へのそなえ
友人の話を聞いて、新聞やニュースで聞く内容の実態を知った気がしました。
もし、自分の親が同じような状態になったら、私は受け入れられるだろうか。
今の生活はどうなるのだろうか。
とても考えさせられました。
そして友人が言った「自分の親だから」この言葉の通り、他の誰でもない自分を育ててくれた「親」の事なんですよね。
好きで病気になったり、介護状態になったわけではないのです。
しっかり受け止めて、介護される側もする側も無理せず暮らしていきたいです。
また、いつか私自身が認知症になったらと考えました。
私には娘が1人います。娘にすべて背負わせるのか。そう思った時、今できることは何か・・・。
病気にならないのが一番ですが、それはわかりません。せめて、認知症や介護状態になった時の費用の準備はしておきたいと思います。
私たちの親世代は介護保険・認知症保険というものがありませんでしたが、今は保険で準備できる時代です。
医療保険や死亡保険と同じように、これからは介護・認知症にも保険の準備を検討されてはいかかでしょうか。
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執筆者:株式会社 エムアイカード 保険担当