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認知症保険広がる!
~高齢化社会のリスクに備えて~

保険の観点から昨年を振り返ると、テレビや新聞で急激に目にする機会が増えたと感じる保険は、「認知症保険」です。
一度は耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
今日は、この「認知症保険」の一般的な内容について、生命保険編と損害保険編にわけて説明したいと思います。

早期発見を目的とした「認知症保険」
~生命保険編~

高齢化社会が進む中、認知症への不安を抱えている方が増えています。
65歳以上の認知症高齢者数と有病率の将来推計についてみると、平成24(2012)年は認知症高齢者数が462万人と、65歳以上の高齢者の約7人に1人(有病率15.0%)であったが、37(2025)年には約5人に1人になるとの推計もあります。

出典:内閣府ホームページ 平成29年版高齢社会白書(概要版)より
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/gaiyou/index.html

認知症と診断された場合に一時金がでる商品が主流ですが、最近では、認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)と診断された場合にも保険金が受け取れる商品も販売されています。
最近、MCIをテーマにしたドラマも放送されていましたが、軽度認知症(MCI)とは、「認知機能に軽度の障害がある状態で、認知症における物忘れなどの症状はあるものの、日常生活の判断は比較的しっかりしている状態」とされています。

最近では、このMCI段階での早いケアが非常に重要と言われています。
軽度認知症(MCI)も補償の対象とすることで、症状を放置せず早めの段階で専門医の診断を受けることが期待されています。

※「認知症保険」の補償内容の詳細ついては、各保険会社のホームページ等をご覧ください。

認知症になった後の賠償リスクに備える!
~損害保険編~

一方、損害保険では、認知症になった後の賠償事故などのリスクに備える保険があります。
認知症の方が日常生活で他人にケガをさせたり、線路への立ち入りで電車等を運行を不能にさせてしまったときの賠償金とそれに伴う費用や、認知症の方が行方不明となったときの捜索費用などを補償します。

■行方不明時の捜索費用の補償のお支払い例
  ①同居の親族が捜索に要したタクシー代
  ②遠方から探しにきた親族の飛行機代
  ③捜索のために用意したチラシの印刷費用

ご家族がどんなに気をつけていたとしても、認知症の方の徘徊などを完全に防ぐことができないのが現実かもしれません。

高齢化社会が進むにつれて今後ますます増えていく認知症リスク。
認知症への対策のひとつとして保険もご検討されてみてはいかがでしょうか。

執筆者:株式会社 エムアイカード 保険担当

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