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保険料の負担を軽減する方法があることをご存知ですか?

さまざまなリスクに備え複数の保険に加入すると、何かあった時の保障は手厚くなりますが、同時に保険料も高額になります。
将来のリスクに備えながら、家計の負担も減らしたいというのは誰もが思うことでしょう。
そこで今回は、保険料の負担を軽減できるさまざまな方法について、ご紹介します。

家計の中での保険料の割合

家計に占める理想的な保険料の割合をご存知でしょうか。
単身者、または夫婦のみの場合は、世帯収入の4%以内、夫婦+中高生以下のお子さまがいる場合、「世帯収入の6%以内の保険料」が理想と言われています。

  4%の場合 6%の場合
世帯月収20万円 8,000円 1万2,000円
世帯月収30万円 1万2,000円 1万8,000円

あなたの家計に占める保険料割合はいかがでしょうか。
この理想の数字に近づけるにはどんな工夫ができるのでしょうか。

保険料の負担を軽減する方法はある?

では、保険料の負担を軽減する方法はあるのでしょうか?

答えとして、さまざまな方法によって保険料を抑えることは可能です。
ひとつずつご紹介していきましょう。

支払方法の変更

まず見直しやすいところでは「支払方法の変更」です。
保険料の支払いが、口座からの引き落としになっている場合、クレジットカード払いに変更することで、「支払い額」は変わりませんが、クレジットカードのポイントを付けることができるので家計にプラスになります。
保険商品によってはクレジットカード払いができなかったり、クレジットカード払いができる金額に制限がある場合がありますので、詳しくは保険会社に問い合わせてみましょう。

年払いへの変更

1年分のまとめ払いという方法があります。
まとまった額が必要になりますが、年払いは月払いに比べて1~3%前後安くなります。
保険会社や保険商品によって割引率が変わってくるので、検討したい方は保険会社に問い合わせてみましょう。

不要な特約を外す

保険商品には主契約に対し、より細かな保障を充実させる「特約」というものがあることをご存知でしょうか。
特約は付ければ付けた分だけ保障が充実する半面、月々の支払い保険料が高くなります。加入した時には必要と思われた特約だったとしても、ライフステージの変化や他の保険に加入したことで不要になった特約もあるかもしれません。
特約の名称が何を保障してくれているのかわかりにくい場合もあるので、保険会社に問い合わせ、一つずつ見直してみることで、保障内容も、保険料もすっきりさせることができる可能性があります。

医療保険の保障金額の見直し

万一の時に備えているのが保険です。つまり本当に必要となるかは誰にもわかりません。明日、大事故に巻き込まれ、保険のありがたさを痛感するかもしれませんし、何十年もの間保険のお世話になることなく、支払いだけを続けることになるかもしれません。

例えば、医療保険の中に「入院給付金」というものがあります。入院した時に、一時金が支払われるというもの。
これが日額1万円という契約であれば、実際の費用に関わらず、入院1日につき1万円の一時金が支払われます。

では入院費用とは実際にはどれくらいかかるのでしょうか。
生命保険文化センターの調査によれば、入院時の自己負担額の平均は20万8,000円だそうです。
20万8,000円であれば、突然の出費となっても預貯金などで賄えるので大丈夫と思える方は、入院給付金の日額を1万円から5,000円に減額することもできます。
給付金を半分にすれば、保険料も約半分にまで引き下げることができ、月々の保険料を抑えることができるようになります。
出典:生命保険文化センター「2019年度生活保障に関する調査」より

複数の保険を組み合わせる

個別に販売されている保険商品でも、特約を付けることでひとつの保険にまとめることができるものもあります。
例えば、貯蓄型の保険を途中解約することで、お子さまの教育資金をまかなうと考えるのであれば、貯蓄型の医療保険が、何事もなければ学資保険の代わりとして使うこともできます。
保険の使い道や解約時期をうまく組み合わせることで、保障は保ちつつ、保険の数を抑え、保険料を抑えることもできるようになります。
そのような組み合わせに関しては、保険代理店などに相談することをおすすめします。

喫煙をやめる

喫煙の有無によって保険料が変わってくることをご存知でしょうか。
喫煙はガンや血管・肺の病気などのリスクが高くなるため、非喫煙者の方だと、喫煙者の方も加入できる一般的な保険料と比べ、保険料が安くなる場合があります。

1年以上禁煙を継続させることができた方は非喫煙者と確認する検査を実施のうえで、非喫煙割引の適用ができるかを各社の保険で確認してみましょう。

会社などでの団体割引を活用する

会社の福利厚生の一環として、「団体保険制度」があります。
企業や団体で働いている人が加入できるもので、保険の説明や保険料の徴収などの保険業務を、保険会社ではなくあなたが働いている会社が代わりに行うことで、保険料の割引を受けられるようにしているものです。保険会社の手間が省ける分、割り引いてもらっているわけです。
割引率は会社や団体によりさまざまですが、数%から数十%までと言われているので、団体保険制度のある企業や団体にお勤めの方は、一度確認してみてはいかがでしょうか。

但し、保険料が格安になる反面、退職後は保険を解約しなくてはならない場合もあります。
例えば、転職や起業をする場合、退職時期によっては年齢を重ねていると、個人で加入し直すと保険料が高くなることも考えられるので、そのような点も含めて検討されることをおすすめします。

ネット保険の活用も

ネット保険とは保険の選択や見積もり、お申し込みまでをインターネット上で24時間行える保険です。
実店舗がなく対面販売をしない分、保険会社の経費が格段に抑えられるため、ネット保険の保険料は格安です。
格安だからこそ、不安に感じたり、窓口がないからこそ戸惑ったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ネット保険は加入する保険や特約をご自身で選んでいくので、ある程度保険についての予備知識がある方にとっておすすめできる保険です。
予備知識さえあれば、電話やチャットで相談に乗ってもらえる会社もありますし、Webサイト上で保険料と保障内容を何度も簡単にシミュレーションすることもできます。
実際に保険金や給付金を受け取りたいときには、サポートデスクの方と直接電話で話し、対応方法について教えてもらうこともできます。
日中忙しく、なかなか窓口に相談に行けないような方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。

保険の見直しは慎重に

さまざまな保険料の軽減方法をご紹介してきましたが、保険の見直しはぜひ、慎重に行ってください。
少しでも保険料を削減できるとなれば、家計はとても助かることでしょう。
とはいえ、どんどん特約を外したり、加入している保険を解約したりしていると、必要だった特約も外してしまっていたり、保障されていると思っていた部分が保障されていなかったりすることが起こります。
そういったことに気が付くのは、大抵が「何かが起きた時」です。
事が起きてから焦ることのないように、よく確認し慎重に進めていきましょう。

まとめ

ご自身の家計やご加入されている保険に合う削減方法はいくつありましたか。
保険料と家計のバランスで悩むようでしたら、一度相談してみてはいかがでしょうか。
新たな切り口が見えてくるかもしれません。

文責:株式会社 エムアイカード
   ファイナンシャルプランナー 二戸由起子

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