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新型コロナウイルスに感染した時、ペットのお世話はどうするべきか?

世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルスは、いまだ特効薬やワクチンが開発されていないこともあり、多くの感染者や死者を出しています。
新型コロナウイルスに感染すると、入院や感染予防のために隔離措置が取られることもあります。
自宅から離れることになるため、ペットを飼っている方は、自分がいない間のペットのお世話について悩むことになるでしょう。

そこで、今回は、新型コロナウイルスに感染してしまったときのペットのお世話について、具体的にどうすればいいのか、紹介していきます。

新型コロナウイルスに感染してしまったら

新型コロナウイルスに対する特効薬やワクチンは急ピッチで開発されていますが、インフルエンザなど既存の病気のように、病院ですぐに薬を処方してもらえたり、誰でもワクチンを接種できたりという状態になるには、まだ時間がかかります。
そのため、感染すると、軽症者の場合は自宅療養か宿泊療養をすることになり、重症化の恐れがある場合は病院に入院することになります。
もしも宿泊療養、または入院することになった場合、長期間自宅を空けることになります。
ペットを飼っている人がそうなったらどうなるのでしょうか?

ペットを放置しないために、どのような準備をすべきか?

新型コロナウイルスに感染した人がペットを飼っている場合、宿泊療養や入院時のペットの公的な預かりサービスは特に行われていません。
新型コロナウイルスの感染者を速やかに隔離することになっていますが、自宅にペットがいる場合にどうするか、というところまでは特に決められていないのです。

尚、新型コロナウイルスは、ペットから人に感染した例はありませんが、人からペットへの感染事例はわずかながら報告されています。
人から動物への感染事例がわずかとはいえ存在する以上、自分が新型コロナウイルスに感染した際に、ペットに感染しないよう万全の対策をとりたいものです。
そのため、もしも新型コロナウイルスに感染したら、ペットへの感染リスクを減らすためにも、ペットとは一時的に離れなければならず、自分がいない間のペットの面倒を誰かに見てもらう必要があります。

その時に備えて、ペットに関する情報を記載したメモを予め用意しておきましょう。

メモには、
・ペットの名前
・ペットの性別と年齢
・不妊手術や去勢手術の有無
・日々の習慣
・与える食事の種類や量と注意事項
・好きなことや嫌がること
・持病の有無や病歴
・かかりつけの動物病院
・その他の注意点
を書きます。

特に、病気のために投薬や特殊な食事が必要な場合は、そのことを目立つように書き、できればサンプルも用意しておきましょう。
少々手間はかかりますが、大切なペットの命に関わることです。
いざという時に慌てないよう、前もって準備しておくことをおすすめします。

家族にお願いする
ペットを飼っている人が新型コロナウイルスに感染した場合、最も確実なのが、家族にペットの世話をお願いすることです。
家族と一緒に住んでいるなら同居の家族に、また、両親や兄弟など別居している家族がそれほど遠くないところに住んでいる場合は、そちらにお願いしてもいいでしょう。
但し、動物アレルギーがある、動物が苦手などの理由で、家族に世話をお願いできないこともあります。
その場合は、別の方法を考えるしかありません。

知人にお願いする
万が一新型コロナウイルスに感染した場合、ペットの世話を知人にお願いするという選択肢もあります。
職場の人にはお願いしにくいかもしれません。
ペットに懐かれている友人がいれば、その人に面倒を見てもらう、というのが理想的です。
そのような相手がいなければ、仲のいい相手から順番に相談し、引き受けてくれた場合は、治癒後にきちんとお礼をしましょう。

預ける際は、感染防止のため直接顔を合わせないようにして玄関先にペットを置いておく、キャリーケースやペット用食器に直接触れないようにし、しっかり消毒しておくなどの対策をとる必要があります。

ペット預かり施設を利用する
新型コロナウイルスに感染し、ペットと一時的に離れる必要があったら、ペットホテルなどの預かり施設を利用することも一つの方法です。
料金はかかりますが、きちんと世話をしてもらえるでしょう。
但し、直接預けに行くと感染拡大の恐れがあるので、家族や友人に代理で預けに行ってもらうようにしてください。
また、その際は、家族や友人との直接接触を避ける必要があります。
ペットホテルを利用したことがない人は、利用する前に、料金はもちろん、ケージと個室のどちらで預かるのか、どのような食事を出すのか、ということをホームページで確認しましょう。
その他に、散歩の有無や万が一の病気やケガの対応はどうしているのかといったことも確認する必要があります。
もしもホームページにこれらのことが記載されていない場合は、ペットホテルに直接電話で問い合わせましょう。

預かり期間が長期に渡る可能性があるので、預かり期間中にペットがストレスをためたり、病気に感染したりしないよう、サービスの質なども確認したうえで預かり施設を選ぶと良いでしょう。

ペット保険に加入しているとさらにさまざまな病気もカバーしてくれる

ペットが病気やケガをしたときに動物病院に行くと、想像以上に治療費がかかります。
病気やケガの状態によっては入院が必要になりますが、その場合、数万円から数十万円の費用がかかることも珍しくありません。
経済的な理由で大切なペットに十分な治療をしてあげられないという事態は、できる限り避けたいものです。
そのためにも、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。

ペット保険に加入していると、ペットが病気にかかった際の通院・入院・手術費用をカバーしてもらえます。
ペット保険の多くは病院で治療を受けた場合、その治療費の一部を後で支払う形になりますが、一部の保険は、対応病院であれば、人間の公的健康保険と同様に窓口で保険証を提出することで、会計時に自己負担分以外が差し引かれます。
生まれつきの病気や、予防接種で防止できる病気などを除き、通院や入院、手術など幅広くカバーしていますので、加入しておくことをおすすめします。

また、犬や猫以外に、鳥やウサギ、フェレットが加入できるペット保険を用意している会社もあります。
入院や手術に特化した商品や、高齢のペットも加入できる商品もあるなど、ペットの状況に合った選択ができるのが特徴です。
大切なペットを守るために、一度加入を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

新型コロナウイルスは、人にとって大きな問題ですが、ペットの飼い主が感染した場合はペットにとっても大変な事態となります。
大切なペットを守るためにも、何かあったときは信頼できる相手に預かってもらえるように、常に備えておきましょう。
ペット保険に加入していると、ペットが病気になったときに十分な治療をしてあげられます。
公的保険がないペットだからこそ、いざというときに備えてペット保険への加入を検討しておくことをおすすめします。

文責:宮野 岳

 
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