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保険に入っているのに、支払われない。なぜ?
~自動車保険 車の保険~

自動車保険に入っているのに、支払われないケースがあることをご存じでしょうか?
車なしでは成り立たない!仕事にも生活にも必須!という方は、当然、万一に備えて任意の自動車保険に加入されているのではないでしょうか。
しかし、せっかく入った任意保険でも、すべての事故で保険が適用されるわけではありません。飲酒運転や無免許運転などの違法運転や故意に起こした事故については、基本的に補償の対象外です。
実はそれ以外でも補償されないケースがありますので、十分に注意しましょう。

お互いにケガもなかったから、事故届は出さなくていい?

車同士のちょっとした接触事故。「ケガもないし、お互い保険を使うのはやめましょう。」と警察に届け出もせずに済ませる、ということがあったとします。
しかし、時がたち「何だか車の調子が悪い…。もしやあの時の事故?」となり、いざ保険を利用しようとしても、事故届が出されていない事故による車両の故障は、補償されない場合があります。
また、事故の日から60日以内に保険会社に報告をしないと支払いの対象外になるなど、保険会社ごとにルールを定めています。
そのため、事故の大小にかかわらず、警察への事故届と保険会社への報告は速やかに行うことが肝心です。

その他、支払われない場合

例えば、こんなケースはどうでしょうか?
自宅の車庫入れ時、うまくハンドルを切れずに、ガレージの一部に車をぶつけてしまいました。
幸い、ガレージには損傷が無いようですが、車には大きな傷とへこみが…。顔が真っ青になる瞬間です。
見積もりを取ると修理費用が35万円。痛い出費ですね。
そんな時に、「自損事故でも使える車両保険に入っていたような…?」ここからが明暗の分かれ道です。
急いで証券を確認するも車両保険はついていない契約で、全額自腹での修理になってしまいました。

では、車両保険を付けていた場合は、どうだったのでしょうか?
保険会社やプランによっても変わってきますが、車両保険の一例を挙げると、初回の自損事故は免責金額なし(修理費用が特約で定めた上限まで支払われる)契約で、2回目以降は免責金額10万円などという契約があります。
この場合、前述の修理費用35万円の例では、もしそれが初回免責金額なしという契約であれば、全額補償の対象となり、もし、二回目以降の場合は、10万円を引いた25万円が補償の対象となるという内容です。

いずれの場合も、自動車保険を利用すると、次回の更新時に等級が変更となり、一般的には保険料がアップするということになります。
最新の自動車保険の中には、一度の保険金請求だけでは等級が変わらない、というメリットを打ち出した保険種類も販売されているようです。
そういったことも含めて、今の自動車保険が自分のライフスタイルにあっているか、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。

文責:ファイナンシャルプランナー 二戸由起子

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