親の保険のことについて考えたことはありますか?
皆さま、ご自身の親の保険のことについて考えたことはありますか?
親は親、自分は自分と思っていませんか?
しかし、万が一の時、子供である私たちにも関係してきますので、いざという時に慌てないためにも事前に確認しておくことが大切です。
高齢者の保険
先日、ご自身のご両親が以前から入っている医療保険の見直しの相談を受けました。
健康状態をお聞きしたところ、通常の医療保険の検討が難しい可能性もあったのですが、幸いご希望通りの医療保険にご加入いただくことができました。ご子息は、大きな病気をする前に変更できてよかったとおっしゃっていました。
昔、保険は病気をする前に加入しておかないと、入れなくなると言われていました。
しかし最近は、高齢者で80歳(保険会社により異なります)を超えても加入できる保険も増えてきました。
昨今の高齢化社会を受けてのことかもしれません。保険を検討する際は、基本的には健康状態が良いことが条件ですが、過去の病歴や持病があっても検討ができる「引受基準緩和型保険」というものもありますので、以前より加入しやすくなっています。
「引受基準緩和型保険」は、一般の保険よりも保険料が割り増しされることや、初年度は保障額が50パーセント(保険会社により異なります)という商品もあるため、検討する際は注意が必要です。
また、すでに加入しているから大丈夫と思っている方は、必ず保障内容を確認することをお勧めします。
なぜなら、若い頃に加入した保険は保障が途中で切れてしまったり、更新がきて保険料が上がったり、保障内容が限定されていていざ入院や手術をしても思っていたほど保険金が下りなかったりするケースもあります。
親任せにしてしまうのではなく、子どもである私達も一緒に確認しましょう。
家族でのコミュニケーションを大切に
保険に加入するということは、万が一の時にとても心強いものです。
しかし、保険料は支払わなければなりません。高齢でも保険の加入はできますが、負担する保険料は若い方に比べ高くなります。
保険は継続してこそ意味があります。保障額に対して、保険料があまりにも高いと思われるときは、よく検討してください。
また、預貯金などに余裕があれば保険に加入しないという選択肢もあるかと思います。
家族にとって何が一番良い方法なのか、いざという時に慌てないよう日頃から話し合っておくことが大切です。