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保険金請求をしたことはありますか?

いざというときに必要な手続きや書類など、私の経験からお話しさせていただきます。

たくさん保険に入っていたけれども、手続きが大変。。。

昨年は、息子と自分自身と入院が続いてしまい大変な思いをいたしましたが、今回は、母の保険金請求の経験のお話をさせていただきます。

先日、母が自転車で転倒し、足を骨折してしまったため、手術をすることになり長期の入院となってしまいました。
母が加入している保険について、粗々把握していたため、本人に代わって給付金請求ができるものや、契約内容の詳細を照会できるサービスに事前に登録をしていました。

しかし、1つだけ私が把握していない保険があり、証券も所定の場所に無く、父に保険料引き落としの口座の記帳内容を確認しましたが、母の認識している保険料と金額が異なっており、正しい情報の確認に時間を要してしまいました。
結果、今回保険金の請求をしたかった母の保険と別の保険が合算で引き落としがかかっていたため金額が異なっていたことが分かりました。

その後、各社に給付金請求に必要な書類を送っていただいたのですが、何社もあるためそれぞれに電話をかけ、都度「契約者は母で私は娘で、請求の内容は・・・」と何度も同じ話を繰り返しました。
給付金請求の窓口が平日17時までのところもあり、働いている私にとってはかなり大変でした。

昨今は電話をしなくても、Webから給付金請求ができる会社もありますが、給付金の内容によっては旧来の電話の手続きとなります。今回は手術の請求があったため、いずれも電話でした。

診断書にまつわる節約術?!

保険金請求となると、保険会社指定の診断書が必要ということはご存知の方が多いかと思います。

こちらも昨今は『給付金請求=診断書』ではないケースがよくあります。○○日以内の入院の場合は、病院の領収書(入院の明細付)のコピーの提出でよいケースもあります。

また、診断書を病院で書いてもらう場合、病院により1通につき3,000円~10,000円ほどの文書料(健康保険対象外)がかかります。
今回のように、何社にも診断書の提出が必要となると、文書料だけでもかなりの金額になってしまいます。

そんな時は、各保険会社に確認をしてください。必ず自社の所定の診断書でないと受け付けていただけない会社と、他社のコピーでも受付可能な会社、他社のコピーでも受け付けできるが、原本証明が必要な会社とさまざまです。(コピーで受付可能であっても、給付金の査定に必要な項目が網羅されていなければ受付不可な場合があります)
コピーで対応いただける会社であれば、文書料が節約できます。
原本証明については今回初めて知ったのですが、保険会社によっては対応いただけず、査定が終わったら原本を返却するので、そちらを他社へ提出してください、と案内された会社もありました。

自分で手続きできない場合に備えて

母はケガであったため、自分で請求しようと思えば電話もできる状況ですし、書類も記入自体はできる状況ではありました。
しかし、高齢であり、理解能力も低下している中での手続きはなかなか難しい状況です。
また、もっと深刻な状況でご自身で手続きができない場合もあるかと思います。

そのようないざというときに備え、日ごろからご自身が加入している保険について、信頼のできるご家族にお伝えしておくことはもちろん、冒頭申しあげた本人に代わって給付金請求ができるような特約やサービスをつけておくと、より安心です。

また、たくさんの保険を用意し備えることも必要ではありますが、請求をする際の手間についても、ご契約の際や見直しの際はご検討をおすすめします。
何社にも連絡し、届いた書類に記入するのもかなり手間がかかります。

ご自身の保険についてもそうですが、離れて暮らすご家族の保険についても、一度ご確認されてはいかがでしょうか。

執筆者:株式会社 エムアイカード 保険担当