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入院したけど保険金は支払われる?~傷害保険に加入の場合

傷害保険にご加入のお客さまからよくお問い合わせをいただくケースをご紹介します。

病気で入院したけど、私の入っている保険では保険金支払いの対象になるのでしょうか?

入院といっても色々なケースがあるのですが、原因が何であれ「入院したのだから保険金が出るかどうか」きちんと確認したいという気持ちは誰もがお持ちだと思います。
お問い合わせでよくあるのは、ご病気で入院されたのですが、ご加入いただいていた保険は「傷害保険」だったというケースです。
この場合、病気による入院は傷害保険の保険金支払いの対象にはなりません。

傷害保険はケガの保険、ケガの原因によっては入院保険金が支払われない場合も

・すべてのケガが補償対象とはならない
一般的な「傷害保険」といえば「ケガ」をした際の保険です。
ただし、「ケガ」の定義には「急激」「偶然」「外来」という3つの要素が重なった場合となっており、つまり外部からの要因で予測不可能なことが起き、その結果ケガを負ってしまったようなケースでは保険金が支払われます。代表的なものが「交通事故」などです。

・傷害保険の補償対象とならないケース
一方、ケガをされても先ほどの3つの要素にあてはまらない場合は、保険金が支払われません。
例えば、「脳疾患を患っていて、それが原因で転倒、ケガをしてしまった」ような場合、転倒したことは「急激」「偶然」にはあてはまりますが、その原因が脳疾患という自らの持病が原因で起きた場合は傷害保険の対象外となってしまいます。
骨折後に完治していない状態でスポーツをし、ケガが悪化してしまったようなケースも、スポーツによってケガの悪化が予知できる、つまり「偶然」ではないので対象外となります。
医療保険に加入していた場合は、こうしたケースでも保険金が支払われますが、傷害保険の場合はケガであっても支払われないケースがあることに注意しておく必要があります。
また、保険金が支払われないケースとして、例えば酒酔い運転、無免許運転での事故や自殺、犯罪行為、地震、噴火、津波等での事故があります。 

傷害保険加入のメリット

・医療保険より安価に加入できる
こう書くと「傷害保険」に入っていてもあまりメリットはないのでは?と思われるかもしれませんが、傷害保険の保険料は医療保険より相対的に安いです。
年齢による保険料の差も医療保険は通常年齢が上がるほど保険料は高くなりますが、傷害保険の場合、職業などにより差が出る場合を除き、年齢による差はありません。

・子どもや高齢者なども対象に
ご家族に子どもやご高齢の方がいらっしゃる場合、ケガのリスクはより高くなりますので、万一に備えて傷害保険に加入しておくメリットはあります。
傷害保険には、本人のみを対象とする「普通傷害保険」のほかに、「同居の親族および未婚の別居の子」までをひとつの保険で補償する「家族傷害保険」などもありますので、同居されている家族が多い方は検討されてもよいでしょう。

傷害保険のメリットを確認し、うまく保険をセットしましょう

入院の保険といってもさまざまなケースがありますので、自分がどのような備えに対応したいかを考え、保険を選ぶのが良いでしょう。
また、単独の保険ではなく、死亡保険や自動車保険などの「特約」として、入院や通院、手術などをカバーしているケースもありますので、一度ご自身の保険の棚卸をされてみるのもおすすめです。
傷害保険も、加入されている保険によっては保険金の支払いがされない場合があるので、気になる方はぜひご相談ください。

執筆者:株式会社 エムアイカード 保険担当

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