10月はピンクリボン月間!乳がんの基礎知識①
乳がんの正しい知識を広めることや、早期発見・早期治療のための乳がん検診の推進などを目的に行われる「ピンクリボン」キャンペーン。
特に10月は、「ピンクリボン月間」として全国各地でイベントが行われます。
今回はこの時期に注目されることの多い「乳がん」の基礎知識をお伝えいたします。
そもそも、ピンクリボンとは?
ピンクリボンの発祥は、アメリカと言われています。
乳がんで亡くなられた方のご家族が、「このような悲劇が繰り返し起きないように」と願いを込めて作ったピンク色のリボンが広まり、世界規模のキャンペーンとなりました。
ピンク色にライトアップされた東京タワーやスカイツリー、清水寺などをご覧になったことはありませんか?これも、キャンペーンの一環なのです。
しかし、他にもいろいろながんや病気がある中で、何故特に乳がんが注目されるのでしょうか。
乳がんが注目される理由は3つ
乳がんが注目される理由は、主に3つあります。
①乳がんは、女性の患者数が最も多いがんだから
一生のうちに乳がんになる女性は、11人に1人(※)。女性の患者数が最も多いがんとなっています。
※出典:国立がん研究センター がん対策情報センター『がん登録・統計』
②乳がんの罹患率は、30代後半から急増するから
女性のがん罹患率を年齢階級別に表したグラフが、こちらです。
がんは、一般的には年齢が高くなるほど発症しやすい病気ですので、大腸がんなどの主要ながんは、徐々に罹患率が高くなっています。
一方で、乳がんは30代後半から急激に高くなっています。乳がんは、あらゆるがんの中で、若くしてかかる可能性が高いがんであると言えます。
③乳がんは、早期発見で90%以上が治るから
がんは、進行度により0~4のステージに分類されます。乳がんの5年生存率(がんと診断されてから、または、治療開始から5年後に生存している人の割合)は、ステージ1の状態で見つかれば95%以上、ステージ2でも90%以上とかなり高くなっています。早く見つかれば治る病気だからこそ、「がん検診の受診」がとても大切です。
乳がんの正しい知識を学びましょう
身近で、若くしてかかる可能性がある怖い病気。同時に、早く見つかれば治る可能性も高い病気、それが、乳がんです。
「若い女性も他人ごとではないと思ってほしい」、「ただ恐れるのではなく、正しい知識を得てがん検診を受けてほしい」、そのような思いから広がっているのが、「ピンクリボン」です。
一方で、乳がんが急増する30代後半は、子育てや仕事に忙しい時期と重なるため、「がん検診を受けた方が良いとは思うけど、行く時間がない…」という方も多くいらっしゃると思います。
そこで、9月20日(木)更新予定のブログでは「乳がんの基礎知識②」として、「早期発見のために、自宅でできるセルフチェックの方法」をお伝えいたします。
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執筆者:株式会社 エムアイカード 保険担当