家族や友人に借りた車、レンタカーなどの自分が所有していない車を運転するときの補償はどうなるのでしょうか？

自動車保険の仕組み

帰省やレジャーなどで、ご家族やご友人の車を借りて運転したり、同乗していて、ご自身が運転することになった場合に、万が一事故を起こしてしまったらと考えると不安でゾクゾクしてしまうかと思います。

ご自身が自動車保険をご契約されている場合、ご自身の保険を適用することが可能なこともありますので、まずはご契約内容を確認していただくことをおすすめいたします。

ご自身が自動車保険をご契約されていない場合、車をお持ちのご家族や、その保険がご友人が保険に入っていたとしても、事故の際に家族限定特約や年齢条件をつけている場合は使えないこともあります。
また、使えたとしても事故により次回更新時に割引等級が下がり、次年度の保険料が上がってしまいご契約者にご迷惑をお掛けしてしまうことがあります。

万が一の不安を解消するためには？

そんなときのために、自動車保険の中には1日（24時間）だけ補償する保険があります。
事故の際の車両の補償をご希望の場合には8日以上前に申し込みが必要（保険会社により異なります）ですが、車に乗る前に登録し、スマートフォンで契約手続きをすることが可能です。

事故ではなく、車に関するさまざまなトラブルについてもレッカーサービスなどロードサービスが利用できたりしますので、万が一の際も安心です。

レンタカーを利用したときはどうなるの？

ちょっとした遠出や旅行などでレンタカーを利用することもあるかと思います。
レンタカーを利用するときは上記のような保険に加入する必要はありません。
レンタカー代に保険の料金も含まれています。
しかし、万が一の事故が起きた場合、補償に制限があり自己負担が生じる場合や免責が生じることもありますのでよく確認することをおすすめいたします。
また、事故の補償は保険でまかなえますが、ノン・オペレーションチャージといって事故等で車の使用ができなくなることに対する営業補償が発生することがありますので、こちらも併せて確認することをおすすめいたします。

海外でレンタカーを利用したときはどうなるの？

海外旅行中にレンタカーを利用することもあるかと思います。
海外の場合はレンタル契約に自動で含まれる自動車損害補償保険（対人対物保険）があります。
こちらはレンタル会社とレンタル契約時に自動的に加入となるため別途契約をする必要はありません。
補償限度額は国や地域によって異なるため、渡航前などに事前に確認されることをおすすめいたします。
また、搭乗者傷害保険（契約者や同乗者のケガ）や車両の補償は任意となりますので、こちらも併せて確認したうえでのご検討をおすすめいたします。

事前に準備をして楽しいドライブを。

普段自動車を運転しない方や、一時的に車を借りられる場合、せっかくの楽しいドライブが事故やトラブルでいやな思い出にならないよう、保険をご検討いただくと安心です。

執筆者：株式会社 エムアイカード　保険担当

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