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もし、自分や家族ががんと診断されたら、
がん治療で確認すべきこと (体験談から)~前編~

最近有名人ががんを公表するようになり、がんの話題が注目されるようになってきましたが、
身近に罹患した方がいないと自分には関係ないと思ってしまいますよね。実は、私もそうでした。
今回は私の体験として、定年間近の父が健康診断の結果、がんに罹患したと連絡を受けた時に感じたことや考えたことをお話しさせていただきます。

がんと聞いて、最初に考えたこと。

「どこの病院で治療を受けたほうが良いか?」、これが最初に考えたことです。
大学病院が良いのか、診療実績がたくさんある病院が良いのかなど家族で話し合いました。

当初は、病院によって治療のレベルが違うのではないかと思っていたのですが、色々と調べるとがん治療には「標準治療」という考え方があること、また、全国どこでも質の高い治療を受けられるよう、がん診療連携拠点病院を厚生労働省で指定されていることを知りました(※①)。
「標準治療」と聞くと普通の一般的な治療と思われるかもしれませんが、決してそうではなく、臨床試験に基づいて効果が証明され、またその時点で最も有効性と安全性が高いと判断された治療方法で、公的医療保険が適用されます。

上記をふまえ、がんに罹患した父が高齢だったこともあり、入院や手術後の通院のことを考えて、病院は一番近いがん診療連携拠点病院にしました。

(※①)がん診療連携拠点病院等(出典:厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/gan/gan_byoin.html

まずはすばやく行動を。

治療のための病院を決めた後、その病院のホームページを調べました。
すると、完全予約制で、初診までの目安が2週間、治療方針決定から手術までの目安が1~2カ月とありました。
病院に行けばその日に受診してもらえるものと思っていたので、ここまで時間がかかることに驚きましたが、翌日の朝に病院に連絡をしたところ、2日後の午前中の予約に空きがあることが分かり、すぐに受診することができました。
ホームページなどの情報を鵜呑みにせずに、まずは自分で電話で確認するなど行動を起こすことが大事だと感じました。

いざという時にあせらないためにも事前の準備が必要。

がん治療は日進月歩で進化していますが、インターネットや書籍などで調べてみると数多くの情報があり、どれを信じたらよいかわからないのが実情です。がん治療とはどのようなものなのかを知っておくだけでも、いざという時に心構えや起こすべき行動が違います。
次回(8月20日)は、治療を開始した時に感じたこと、考えたことをお話しさせていただきます。

執筆者:株式会社 エムアイカード 保険担当  

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