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海外旅行中にまさかの事故!
~海外療養費制度と海外旅行保険~

海外旅行中の事故も健康保険で一部補償される!?
高額請求への備えには海外旅行保険へのご加入が安心です!

海外療養費制度を知っていますか?

暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
夏休みに海外旅行を計画されている方も多いのではと思います。

旅行中の事故に備えて海外旅行保険をご検討されている方もいらっしゃるかと思いますが、海外旅行
中の治療費を一部カバーする「海外療養費制度」をご存じでしょうか。
あまり知られていない制度ですが、「海外療養費制度」とは、一定の条件を満たせば、病気やケガで
海外の病院で治療を受けた場合に帰国後に健康保険等に申請すると、支払った治療費の一部が払
い戻しされるというものです。

■給付範囲
日本国内で保険診療として認めれる医療行為に限られるため、インプラントや美容整形等、日本国内で保険適用となっていない医療行為は対象となりません。
また、治療目的で渡航した場合も対象外です。
逆に、多くの場合海外旅行保険の対象外となっている「持病」「歯科治療」については、日本の健康保険適用となる場合は、給付の対象となります。

■支給金額
   日本国内の医療機関で同じ治療をした場合にかかる治療費を基準に計算した額(※実際に海外で
  支払った額の方が低い場合はその額)から、自己負担額を差し引いた額を支給します。
 
【具体例】
 ・現地で盲腸になり実際に支払った額:250万円
 ・日本での盲腸の治療の算定額:50万円、自己負担分(3割)15万円
         ⇒35万円(50万円-15万円)が海外療養費として戻ってくる。
 ※日本と海外では治療方法や治療費等が異なるため、海外で実際に支払った額
 (上記例の場合、250万円)より給付額(35万円)が大幅に少なくなることがあります。

■海外療養費支給の手続き
海外療養費の申請については、治療内容の証明となる「診療内容明細書」「領収証明細」等が必要となります。
詳細につきましては、各公的医療保険組合にてご確認ください。
※参照ホームページ:全国健康保険協会ホームページ

高額請求への備えには海外旅行保険のご加入を!

このように「海外療養費制度」は、高額になりがちな海外の医療費を補助してくれる点では助かりますが、帰国後の申請となるため、医療費の払い戻し手続きはご自身で行わなくてはなりません。
また、前出の事例のように、実際に支払った額より給付額が大幅に少なくなる場合があるだけでなく、手続きにも時間がかかってしまいます。

一方、一般の海外旅行保険では海外療養費制度ではカバーされない部分に関しても、さまざまなメリットがあります。

・保険会社提携病院でキャッシュレスメディカルサービスが利用できる
※病院で自己負担することなく治療を受けることができるサービス

・24時間日本語対応ができるサポートデスクにて最寄りの病院の手配や通訳等を利用できる

・ケガ、病気の治療費用だけでなく、盗難や破損を補償する携行品損害や賠償責任、航空機遅延等もカバーできる

海外旅行を安心して楽しむためにも、万が一のトラブルに備えて、海外療養費制度の知識も身に着け
たうえで、海外旅行保険に加入することが重要だと思います。

執筆者:株式会社エムアイカード 保険担当

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