医療保険を比較するための3つのポイント
病気になった時の備えとして、検討したいのが医療保険です。
多くの商品がある中、どのような基準で選択したらよいでしょうか?
3つのポイントをお伝えします。
目次
ポイント1:基本保障を比較する
医療保険は、入院給付日額が入院日数分支払われるというものが主流です。
まずは、その保障内容を比較しましょう。
入院給付日額
入院1日当たりの給付金額のことです。
日額5,000円や10,000円が一般的ですが、1,000円単位で設定できる保険もあります。
同じ商品であれば、日額が上がれば保険料も上がります。
1入院の限度日数
入院から退院するまでの1入院の支払い限度日数です。
30日・60日・120日型等の種類があります。日数が長いほど保険料は高くなります。
手術給付金
約款に定める88種類(または89種類)の手術が対象の保険と
公的保険連動タイプ(約1,000種類)の保険があります。
前者は、手術の種類に応じて手術給付金額が入院給付金日額の10・20・40倍と変わる倍率方式、
後者は入院を伴うかどうかで一律としている保険が多くなっています。
ポイント2:保障期間・保険料支払い期間を比較する
定期型か終身型か?
一定期間保障をする定期型と、一生涯保障が続く終身型があります。
同じ会社で同じ保障内容の場合、定期型の保険料は、加入時は終身型よりも安くなりますが、
更新により上がっていきます。
一生涯の保障を望むのなら終身型、現役時代だけなど一定期間の保障なら定期型を選ぶと良いでしょう。
保険料払込期間はどうする?
終身型の場合、一生保険料を払い続ける終身払いと、
60歳や65歳までに保険料を先払いする短期払済があります。
払込期間中の(毎月の)保険料は短期払済の方が高くなりますが、
老後の負担を減らしたい方は検討してもよいでしょう。
ポイント3:特約や付帯サービスを比較する
特約
先進医療や通院・がん一時金特約など保険会社によって異なります。
基本保障が同じ条件であれば、特約も比較の材料となります。
付帯サービス
セカンドオピニオンや健康相談などの付帯サービスが各社充実してきています。
個人で加入をすると何万円もするサービスを無料で受けられる場合もありますので、ぜひご確認ください。
保障を手厚くすれば、保険料も上がります。
バランスを考えながらご自身に合った保険を選択しましょう。
医療保険比較 チェックリスト | |
入院給付日額 | いくら?( 円) |
1入院の限度日数 | 何日型?( 日) |
手術給付金 | 倍率方式 or 一律方式 |
保障期間 | 定期保険 or 終身保険 |
保険料払い込み期間 | 短期払済( 歳) or 終身払い |
特約 | 付加する?( 特約) |
付帯サービス | どんなサービスが付いているか |
文責:ファイナンシャル・プランナー 秋山友美