生命保険を見直す5つのタイミング

2018/05/15

もしもの場合に、加入していた生命保険がきちんと役立つよう、折に触れて見直しも必要です。どのようなタイミングで見直すとよいでしょうか？

長い人生には、いくつかの節目があります。見直しをしたいタイミングは次のようなライフステージの変化があった時です。

生命保険の目的の一つは、万一の時でも残された人がその後の生活に困らないように、経済的な準備をすることです。
「結婚」「子どもができた」など、家族が増えたタイミングでは、死亡保障に入ったり、保障額を上げたりなどの見直しを行いましょう。

住宅ローンを借り入れした人に万一のことがあった場合には、生命保険で住宅ローンが完済される団体信用生命保険という仕組みがあります。
今までの保障と重複する部分の減額を検討したり、生活自体が変わるので、保険を全体的に見直すタイミングです。

子どもが学校を卒業し、就職等で経済的に自立すれば、子どものための教育費や生活費の保障は不要になると考えられます。
死亡保障の金額を見直すとともに、高齢になってからの自分自身の医療や介護について、保障額は十分かどうかも見直してみましょう。

自分にかかわる変化だけでなく、世の中の環境の変化によっても見直しが必要になります。

物価が上昇すると同じ生活をするにもより多くの金額が必要になります。
保障期間が長いものに入っている場合には、保障額に過不足がないかの見直しも必要です。

例えば、最近のがん治療は、入院はせずに通院で抗がん剤治療や放射線治療を受けることもあります。もし、入院給付金と手術給付金だけの保険だとしたら、がんの治療を受けても給付金はでないということもありえます。

今の時代の医療事情に合った保障内容かどうか、折に触れて確認しましょう。

見直しのタイミング	こんな見直しを
結婚・出産	家族が増えた分の死亡保障の保障額を見直し
住宅購入	「団体信用生命保険」に加入した場合、死亡保障額を減らせることも
子どもの独立	子どものためのものは削減可能。以降の医療や介護の保障を検討
物価の上昇	保障額が不足していないか確認
医療事情の変化	医療事情に合った保障内容かどうか確認

文責：ファイナンシャル・プランナー　秋山友美

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