三越伊勢丹でほけん

保険ブログ:保険に関するお役立ちブログ

保険ブログ

保険に関するお役立ちブログ

保険料が返ってくる?お祝い金付き保険のメリット・デメリットを紹介

保険商品には、保険の給付金・保険金以外にも一定条件を満たすと祝い金として返戻金が支払われる商品があります。
それらの保険は他の保険商品と比べてお得なのでしょうか? 今回の記事では、お祝い金付きの保険のメリット・デメリットについて紹介していきます。

どのような保険でお祝い金がある?

お祝い金が出る保険として代表的なものに、学資保険、医療保険があります。
どのような保険なのか、一つ一つ見ていきましょう。

学資保険

こども保険という名前で販売されることもある学資保険。
お子さまの将来の教育資金として検討される方が多い保険です。

学資保険は、毎月一定の保険料を支払う貯蓄性を重視した保険で、加入時に定めた時期に満期保険金を受け取ることができるというものです。
契約者である親に万一のことがあった場合、その後の保険料の払い込みが免除され、なおかつ満期保険金は、当初の契約通りに受け取れるという特徴の商品が多く、確実に教育資金を準備することができる保険だと言えます。

この学資保険の中には、お子さまの中学、高校進学の時期にお祝い金が支払われるものもあります。

医療保険

入院や手術の際にかかる費用を補填してくれる医療保険ですが、加入後、入院・手術をすることなく、給付金を請求したことがないという方もいらっしゃると思います。
そのように健康で過ごし、一定期間、給付金請求をしなかった場合には健康祝い金が支払われるという内容の医療保険もあります。

お祝い金付き保険のメリット

メリットとしては主に次の2つになります。
詳しく見ていきましょう。

健康で過ごした場合の保険料支払い総額が抑えられる

お祝い金付き保険のメリットの1つ目は、健康で過ごした場合の保険料支払い総額が抑えられる、ということです。

例えば、お祝い金なしの保険に加入し、10年間の保険料支払い総額が20万円の商品と、同様の医療保障で保険料総額が22万円のお祝い金付き商品があったとします。
その10年の保険期間中、まったく給付金の請求が無ければ、前者は10年間で20万円の保険料負担となります。後者の商品においては、「給付金の請求がない」つまり「無事故、無病」だった場合には、お祝い金が5万円支払われることになり、22万円の負担からお祝い金の5万円を引いて、10年間の保険料負担は実質17万円になります。
「健康には自信がある。でも、万一の入院や手術の費用には備えたい!」という方におすすめです。

積み立てで貯蓄できる

お祝い金付きの医療保険の中には、契約時に定めた期日に、それまでに支払った保険料の全額が戻ってくる積立タイプの保険商品も販売されています。
そのような保険の場合、入院・手術の給付金など、期日までに受け取った給付金があれば、支払った保険料総額から受取金額を差し引いて、差額を受け取れることになります。
ずっと健康で、期日までに一切の給付金の受け取りが無ければ、支払った保険料の全額が受け取れることになります。

貯蓄をしている感覚で保障を得られ、満期になればまとまった額がお祝い金(健康還付給付金)として支払われますので、貯蓄をすることが苦手な方には大きなメリットになり得るでしょう。

お祝い金付き保険のデメリット

デメリットとしは主に次の3つになります。
詳しく見ていきましょう。

保険料が高めに設定されていることが多い

同じ保障内容のお祝い金の無いタイプの保険と比べた場合、お祝い金付きの保険は、保険料が高めに設定されています。
将来、お祝い金が支払われた場合には、結果として保険料負担を抑えることが可能ですが、条件に満たずお祝い金が支払われない場合もあります。
また、保険料自体もお祝い金があることで割り増しされていますので、保険料支払い期間中の保険料負担を抑えたい方には適さない商品と言えます。

保険の保障を使用するとお祝い金が支払われない場合がある

お祝い金は一定期間、条件を満たしている場合に支払われるものになるため、給付金・保険金を受け取るなど、条件を満たさない場合には、当然、お祝い金が支払われません。
そのため、入院しても請求をためらう例もあるようです。保険本来の保障をしっかりと活用していくためにも、お祝い金の支払い条件なども含めて加入前によく確認しましょう。

契約途中の解約は損になる

どの保険商品にも言えることですが、保険は満期を待たずに途中解約をしてしまうと、解約した時に受け取れる解約返戻金が全く無いか、あってもごくわずかとなります。
契約時に指定の期日まで契約を継続することもお祝い金の条件ですので、お祝い金付きの割り増しされた保険料を支払っていても、途中解約の場合には約束されたお祝い金が支払われません。
途中解約にならないよう、加入前に無理のない保険料、必要な保障内容をよく検討することが重要になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
お祝い金付きの保険は、お祝い金があることで、月々の保険料が比較的高くなります。
しかし、所定の期間に入院などの給付金の受け取りが無かった場合には、お祝い金支払いの対象となり、結果として保険料負担を抑えることができる、というのが特徴です。
そのことを理解して活用すれば、お得な商品にもなり得ます。
どのような種類の保険商品があるのか、ご自身の希望に合う商品はどのようなものか、一度、保険代理店の窓口で相談してみてはいかがでしょうか。

執筆者:ファイナンシャルプランナー 二戸由起子

関連リンク

文責:株式会社 エムアイカード