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子どもの医療保険は必要?

大切な子どもの病気やケガに備えるために医療保険を検討する方もいらっしゃると思います。
子どもに医療保険は必要なのか考えてみましょう。

子どもは医療費がかからない?

私たちは健康保険証の提示により、健康保険対象の治療ならば医療費の最大3割を負担することで治療を受けることができます。
さらに、子どもの場合は、乳幼児等医療費援助の制度が各自治体に用意されているため、一定年齢までは無料または数百円程度の負担で治療を受けることができます。
ただし、下記のように自治体によって対象年齢や所得制限の有無が異なりますので、まずはお住まいの自治体の制度を確認しましょう。
例えば、横浜市では、子が1歳以上の場合に所得制限があります。
妻と子が扶養家族の場合、所得616万円以上の家庭は医療費助成の対象外となり、大人同様の治療費がかかります。

<自治体による子どもの医療費の援助例>

市町村名 対象年齢 所得制限 一部負担金
通院 入院
茨城県古河市 20歳年度末 20歳年度末 有り 有り
東京都千代田区 18歳年度末 18歳年度末 無し 無し
東京都中央区 15歳年度末 15歳年度末 無し 無し
横浜市 12歳年度末 15歳年度末 有り 有り
北海道室蘭市 就学前 12歳年度末 有り 有り

出典:厚生労働省 平成29年度「乳幼児等に係る医療費の援助についての調査」

子どもの入院は、治療費以外の負担が重い?

子どもの入院時には、治療費以外にも思わぬ出費があります。

特に小さな子どもが入院した時は、付き添いの親のベッド代や食事代、病院を行き来する際の交通費などの雑費が意外とかかります。
また、自営業やパートなどの場合は、仕事を休むことで収入減となる可能性もあります。

このように医療費がかからない場合でも家計への影響がありますが、医療費がかかれば、なおさらその負担は大きくなります。

医療保険に加入していれば、入院日数に応じて給付金を受け取ることができるので、上記のような治療費以外の雑費や収入減を補うことにも役立つでしょう。

特に、小さいうちから保育園に通う場合は、感染症から肺炎になるというようなケースもあり、入院は決して珍しいことではありません。

・いざ子どもが入院をした時にお住まいの地域では医療費がかかるのか?
・治療費や雑費等の支出に備えられる収入や貯蓄があるのか?
・子どもが入院をした時に収入減に繋がることはないか?

このようなご家庭の状況を踏まえて医療保険が必要かどうかを考えましょう。

文責:ファイナンシャル・プランナー 秋山友美

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