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海外旅行保険、クレジットカードがあれば不要?

海外旅行に出かける時に、多くの人が加入する海外旅行保険。海外での事故や病気を補償してくれる心強い保険です。
お手持ちのクレジットカードにも海外旅行保険が付いているという場合には、改めて海外旅行保険に入る必要はないのでしょうか?

海外旅行保険はどんな補償をしてくれるもの?

海外旅行保険は海外旅行をする人に必要とされる補償がパッケージになっているものです。主に次のような補償があります。

補償の名称 どんな場合?
 傷害死亡  旅行中に「事故」により死亡した場合
 疾病死亡  旅行中に「病気」により死亡した場合
治療費用  事故または病気で医師の治療を受けた場合
 救援者費用  死亡した場合、病気・ケガで3日以上入院した場合、行方不明になった場合などに、家族が駆けつけた場合
 個人賠償責任  旅行中に他人にケガをさせたり、他人のものを壊したりした場合
 携行品損害  旅行中に持ち物を壊してしまったり、盗まれたりした場合

上記の中でも特に重要なのは、治療費用、救援者費用、個人賠償責任です。
海外で手術を受ける、日本に搬送する必要がある、交通事故などで他人にケガをさせてしまったなどのケースでは、数百万、数千万といった莫大な金額が必要になる可能性があるからです。
海外旅行保険は、海外旅行中ならではのリスクに優先的に備えましょう。

クレジットカードに付帯している保険の特徴と注意点

クレジットカードにも海外旅行保険が付帯していることがあります。但し、次のような点を確認しておきましょう。

・補償の条件
旅行代金などをそのカードで決済することが補償の条件になっているものもあるので事前の確認が必要

・旅行期間
多くの場合、補償期間は90日間が上限だが、もっと短いものもあるので、特に旅行期間が長い場合には確認が必要

・治療費用や救援者費用の補償額
補償は付いていても、補償額が低いものが多い。治療費や救援者費用は数百万円、1,000万円以上など大きな金額が必要になることもあるため、補償額は十分かどうか確認が必要

クレジットカードの保険だけでは不十分な場合には、海外旅行保険を上乗せしましょう。オーダーメイドで入れるものであれば、不足する補償と金額を選んで入れば無駄がありません。

文責:ファイナンシャル・プランナー 田中友紀